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岡ブログ

23 July
岡が指示を出さない理由

福岡・博多のメンズ専用美容室ARATANAを営むオーナー美容師 岡です。

さて、今回は『岡が指示を出さない理由』

というテーで書きたいと思います。

結論から先に書きますと

です。

私はチャレンジという言葉を使います。

私の言うチャレンジとは、「自分で考えて行動したこと」です。

よく『確認しないとできない』『支持がないとできない』

なんていうことを聞いたりします。

それっていうのは『自分のせいにされたくない』『失敗するのが怖い』といった責任逃れ精神から来るものだと思います。(責任逃れ精神って言葉あります?)

指名されない理由

まず、美容師で言うとスタイリストになり、お客様を担当することになった場合、全責任は担当者にあります。

例えば、お客様がカウンセリングのときに言っていた(指示した)ようにカットなりパーマしたとします。

仕上がりがお客様が言った通りだと、お客様の想像通りとなり、お客様からすると100点です。

しかし、お客様に指示されている(動かされている)ので、あなたが担当じゃなくても良いのです。

逆に仕上がりが微妙だったとします。

そこで『お客さんが言ったように切ったから俺は悪くない』みたいな責任逃れ精神では、接客に誠意も出ませんし、他人のせいにしていては改善する考えすらないので、一向にお客様には支持されません。


120点を狙う

ファッションやビジネス、音楽などそれぞれの分野で、憧れる人や好きになる人の理由に、『自分にないものを持ってるから』というワードを聞いたこともあると思います。

自分の想像を越えてるから驚きがあり、感動があります。

ヘアスタイルで言うと、お客様自身が想像して描いていた自分の姿より、より良いヘアスタイルの提案と、実際に仕上がったヘアスタイルに納得してもらうことです。

そして、お客様が言葉にしていないことを先に気づくことが大事になります。


大事な2つの能力

私が思う2つの能力とは【観察力】と【洞察力】です。

美容室に来店されて、数分のうちにできる限り情報収集し最適な提案をしないといけません。

お客様の生い立ちや趣味嗜好や、コンプレックスを1から10まで聞いている時間はありませんし、自分自身を言葉で表現できる人は少ないですし、なんならカッコよくなりたいと言うことも恥ずかしかったりします。

そういったことを、身につけている物や姿勢や表情や声のトーンや喋り方などあらゆるものを考慮し、こちら側から先に提示することで、「この人は違うな」と思わせることができます。


身の回りの人をお客様と思って接する

日々の営業で、トレーニングすることは可能です。

一緒に働いている人に今 何が必要で、自分に今何ができるかを自分で考えて行動する。

観察し指示される前に気付いて行動する。ちょっと先を予想して準備する。不機嫌そうであればそれとなく聞き出す会話をしてみる。

お客様だったらやる思考を身の回りで試してみる。

そういった行動を取り続けることで、【観察力】と【洞察力】が身に付きます。

身の回りの人に一緒に働いていたいと思われるくらいになると最高です。

より良い環境を作っていきたいものです。