- 08 June
- 普段の美容師の仕事を可視化してみた
福岡・博多のメンズ専用美容室ARATANAを営むオーナー美容師 岡です。
さて、今回は『普段の美容師の仕事を可視化してみた』
というテーマで書きたいと思います。
ヘアスタイルというのは、言葉で表現するのは難しいですよね?
『なんかカッコ良い』『なんか整ってる』『なんか気持ちの良い』
という具合の【なんか】が言葉では難しいのです。
- これはたぶん美容師さんも一緒なのですが、その【なんか】を手元の技術やお客様に伝わるボキャブラリーによって共感していて頂き、解決していくのが美容師で言う『センス』と言えるのかなと思います。
今回は新規のお客様のヘアスタイルを補正したものを、写真で撮らさせて頂いたので、解説してみたいと思います。
まずはご来店時の写真です↓
1ヶ月前に切ったとのこと。硬い髪の毛で膨らみやすい印象でした。
お客様も膨らんでしまうのが気になるとおっしゃっていました。
どうなりたいというのはあまり無く、スタイリングしなくても良く見えたいとのことでした。
私見:眼鏡をかけられる方だったので、どちらかと言うとスマートさやスタイリッシュさのあるヘアの方が似合いそう(良さそう)な感じがしました。
まず、横から見ても後ろから見ても綺麗な○に近いので、どちらかというとカジュアル、可愛いなどの印象を受けました。
○のヘアはスタイリングしない場合は、膨らみ感や重さを感じやすいヘアスタイルです。
そこで少し縦長な楕円Oにして、縦にも横にも抜けた感じにしていきたいと思います。
私は膨らみも気になっていたのですが、後頭部の重さと言いますか、ボテっとした感じが気になったので、もう少し抜け間のある後頭部にしたいと思いまして提案しました。
説明的には、
- 他人からだと、正面から観られるよりも横や後ろから観られることの方が多いので、横のシルエットが意外と大事です。
- カットというのは『引き算』で、『タイトにすることで、対比でボリュームを感じる』という現象があります。襟足をいつも切ってたよりも短くしたほうが後頭部にボリュームを感じ良く見えそうですが、いかがでしょうか?
と言った感じです。
楕円を意識してカットしていったところ、出来上がりとしてはこんな風です。
すごく飾ってるわけではないけど、スマートさやスタイリッシュさが出たかなと思います。
いかがでしょうか?
【なんか】っていうのは言葉では難しいですし、正解もきっと沢山あります。比較してわかることもあります。
- お客様との最適解を一緒に見つけるのが美容師の仕事です。
こんなお仕事をMEN’S HAIR ARATANAではやっております。
東比恵店↓
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